真空成形トレイの製造・販売及びトレイリユース

ユーパックではデリケートな製品を守るための部品搬送用トレイ製品の製造・販売も行なっております。設計から量産までの流れは段ボールとほぼ同じですが、当然トレイ製造に適した設備を導入し、設計から量産まで、お客様の多様なニーズにお応えします。
クリンブースを完備し、エアドライクリーナーを使用して製品品質を常に最高のものにするために万全を尽くしております。また環境問題も重要視し、トレイのリユース事業にも取り組んでいます。
真空成形トレイ生産工程
1. 原材料受入検査
トレイの原材料である樹脂シート(ポリプロピレン、ポリスチレン、PET 他)の受け入れ検査を実施します。
規定に従ってサンプリングし、シート幅・シートの厚み・表面抵抗を測定し、ロット判定をします。
2. 成形

連続真空成形機に、水冷ボックス・金型・プラグを取り付け、下記の順序で成形します。
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シート加熱
シートの融解温度(160~170℃)寸前まで加熱し、シートを柔かな状態にします。
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プラグアシスト+真空吸引
シートが十分加熱されたら、シートを挟むようにプラグと金型が動き、プラグがアシストし、同時に金型全面から空気を抜き真空にして確実に密着させます。 金型には空気を抜くため0.3mmの小さな穴が無数にあいています。
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成形
シートが金型に密着したらプラグは金型から離れ、そのままの状態で20秒から30秒置いて形を整えます。
水冷ボックスには冷水が流れており金型の温度を一定に保つようになっています。 -
離型
成形が完了すればシートを金型から離します。
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カッティング
成形機から出てきたシートを製品単位にカットします。
3. 裁断

シートから製品のみを取り出すため余分な部分を裁断します。


4. 除塵

クリンブースへ投入する前にエアーブローで埃を落とします。
5. 検査

エアーブローされたトレイをクリンブース内で全数検査します。
6. 包装

ユーパックではデリケートな製品を守るための部品搬送用トレイ製品の製造・販売も行なっております。設計から量産までの流れは段ボールとほぼ同じですが、当然トレイ製造に適した設備を導入し、設計から量産まで、お客様の多様なニーズにお応えします。